トウシューズは本当に爪先で立っているの?

質問

トウシューズは本当に爪先で立っているの?


バレエスタッフからのコメント

バレエと言えば、女性が美しい衣装を着て、爪先立ちをしながら、くるくる回ったり、脚を上げたりして踊るイメージがありますよね。

まさに爪先で立って踊るのがバレエの象徴とも言えます。

爪先で立って動くなんて、日常では考えられませんよね。

どんなに体重の軽い人でも、爪先で立って動くなんて至難の業です。

それを可能にしているのが、トウシューズなのです。


トウシューズとは?

バレエで使用する靴には2種類あります。

一つは柔らかい素材でできたバレーシューズ。

基本レッスンの時には必ず使います。

そしてもう一つが、爪先の部分が硬く、ピンクのサテン生地で覆われているトウシューズです。

トウシューズの「トウ」とは爪先の事で、同じ意味のフランス語を使ってポアントと呼ばれる事もあります。

トウシューズは普通の靴とは違い、特殊な構造で出来ています。

つま先立ちができるように先端を硬く、平らに作ってあるのが特徴です。

爪先立ちは、このトウシューズを履く事で出来る技術です。


本当につま先で立っているの?

トウシューズを履いた事がない人は、
「本当に爪先で立っているの?」
「靴の中で、足はどうなっているの?」
と疑問に思うかもしれませんよね。

答えは、Yes!

本当に爪先で立っています。

トウシューズは先が硬い特殊な構造で出来ているため、爪先立ちをすると5本の指に体重がかかります。

体重を支えるのは、親指・人差し指・中指の3本になります。

小指の方に体重をかけすぎると、中心がずれてバランスが崩れてしまいます。


痛くないの?

もちろん、痛いです。

なので、爪先の所にゴムや布・シリコンでできたトウパットを詰めます。

それでも痛いので、足の指の皮がむけたり、たこが出来たりします。

バレリーナは足にテーピングを巻いたり、

バンドを貼ったり、痛いのを我慢して踊ってるんですよ。

トウシューズが、いくら爪先部分の硬い靴だからと言っても爪先で移動したり、回ったり、踊ったりすることは、身体に大変無理がかかります。

また、優雅で美しい動きをしながら踊るのは、本当に大変な事です。

バレリーナはもちろん、バレリーナを目指す女の子たちは身体の鍛錬とケアが欠かせません。


トウシューズの始まり

そんな爪先立ちを可能にするトウシューズが生まれたのは、18世紀後半と言われています。

女性ダンサーが、ポワント(つま先立ち)の技法を用いて、床から足が浮き上がって見えるような軽やかで幻想的な動きを作り出す為に生まれました。

当時のポワント用シューズ(トウシューズ)は現在のようなしっかりとしたつくりのものではなく、ダンサーは大変な努力を強いられたようです。

ポワントの技法が生まれた最初のころは、時々すっとつま先立ちをしてみせるくらいのものだったようですよ。

トウシューズが登場するまでは、ワイヤーを使って女性を宙吊りにする技術も使われていたそうです。

そして何と言っても有名なのが、1830年代に活躍したマリー・タリオーニです。

1832年「ラ・シルフィード」で空気の精を踊ります。

トウシューズで羽のように、軽やかに全幕を踊り、大成功をおさめます。

それから少しづつポアントの技術も発展しながらトウシューズの構造も進化し、現在のトウシューズが生まれました。

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