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質問
トゥシューズを、より自分の足に合うように
加工すると聞きますが、皆さんはどんな加工をしていますか?
ペンネーム:みなみ様
回答メッセージ
足のカーブに合わせてソールを手で曲げて馴染ませる
私が以前使っていたベロネーゼは初心者向けで、ソールはすぐ足になじみました。
何も手を加えなくても、バーでの甲出しだけでよかったので、初心者の方におすすめです。
しかし、すぐ潰れてしまうので今はソール、ボックスともに固めのサンシャリサイタル202(イーバレリーナさん)も使っています。
使用歴1年半です。
まず、ソールが固く足になじむのに少し時間がかかるので、リボンとゴムを縫い付けたら、バーに向かって6番(*1)で立ち、片方の脚でもう片方のふくらはぎを押して甲をだしたり、6番でプリエ(*2)からドゥミポワント(*3)~ポワント(*4)に立ち、ポワントで立ったまま、両膝を曲げて、甲を押し出したりしています。
それでも固かったら、足のカーブに合わせてソールを手で曲げてみます。
あんまり手で曲げすぎるとソールがポキッとなってしまうことがあるので注意してください。
あと、ドゥミを通る部分のソールを固い何かにコンコンと叩きつけたり、ポアントどうしを打ち合うときもあります。
人によって、ニスを流すとか滑り止めでプラットフォームのサテンを切り取るなど聞いたことがありますが、私のバレエの先生は、基本ポアントにはあまり加工しないほうがいいと言っていました。
必要があれば先生がその場で甲を出すために、手で足をさわって手助けをしてくださいました。
もしみなみ様が、まだ履き始めたばかりなら加工することを考えるより、先生に相談して、正しい立ち方、身体の引き上げを
意識したほうがいいと思いますよ。
ポアントに乗って踊るクセがつくと動きがぎこちないし、ボックス部分が早く潰れてしまいます。
あと、ポアントは湿気でも「もち」が悪くなるので、ネット等に入れてもち運び、帰ったら風通しのいいところに干してください。
ペンネーム:ThanksgivinDay様
(*1)6番=両足を揃え、足先と膝が正面に向いている状態(*2)プリエ=膝を曲げ伸ばしする動作
(*3) ドゥミポワント=ここでは、指を折ってつま先立ちする事
(*4)ポワント=ここでは、トゥシューズでつま先立ちする事
履き口をかがる
私はゲイナーを履いており、足の幅が狭く、いつもN幅(細)でお願いしていますが、それでもフィットしないので、甲の履き口をかがっています。
幅が合わない場合や、甲が出すぎてしまうのを防ぐ事が出来るので、この加工をしている人は多いと思います。
あと、加工と言えるのか微妙ですが、よりフィットさせる為に、リボンをソールのすぐ近くから縫い付けています!
個人的な意見ですが、ゲイナーは他のポワントとは違い、フィット感があるので、普通に縫い付けても良いのですが、以前からの流れで、今でも下から縫い付けています。
ペンネーム:みぽりん様
バレエスタッフからのコメント
それぞれ自分の足に合うように加工している方が多いですよね^^
特にプロの方々の加工法...とても気になります!!!!
ここで、イーバレリーナスタッフのトゥシューズ加工法をご紹介します。
☆グリシコ2007、MAYA☆
必ずプラットフォームの縁をかがっています。
かがることで潰れにくくなり、ポワントがとても長持ちします。
人によっては、立ちやすく安定感を出すために、やる方もいますよ^^
☆サンシャ202☆
内側のソールを剥がし、3/4シャンクになるようにハサミでカットして履いています!
☆カペジオ コンテンポラ☆
内側のソールを剥がし、3/4シャンクになるようにハサミでカットして履いています。
あと、滑り止めとして裏のソールをカッターでランダムに傷を付けます。
ちなみに私は、フリードを履いていて、初めの頃は、内側のソールの踵部分に刺さっている釘を抜き、ソールを3、4cm程カットして履いていました。
今は、踵の釘を抜くだけです^^
*結構、力が必要なので怪我をしないように気をつけて下さい。
釘を抜いたり、ソールをカットすることで、ソールが足の裏に添いやすくなり、また、ドゥミポワントからポワントへの移動がスムーズになります。
そして、潰れやすくて有名なフリードなので、レッスン後は、形を整えて干して、セメダイン(ニス)を流して固めています。
Youtubeで、オーストラリアバレエ団のダンサー達の加工法の動画を見つけましたので、ご紹介します。
他にも関連動画で、沢山出てきますので、ご興味のある方は是非!
美しい足が沢山登場します^^
他にも、いろいろな加工をしている方がいらっしゃるので、宜しければ皆さんも調べてみて下さい^^
トゥシューズはバレリーナの体の一部と言われていますので、より自分の足に合うトゥシューズ、そして加工法を見つけて下さいね♪
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