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バレエでの三角骨との付き合い方~手術以外の方法は?

バレエと体 2018.04.23

目次

質問

中一になる娘がトウシューズを履いていますが、なかなか上手く立てないようです。 先生から三角骨の可能性があると言われているのですが、そのような経験のある方いらっしゃいますか。 また経験のある方はどのように痛みと付き合っているのか、治療をされたかなど教えて頂けると有難いです。 娘はとても楽しんでバレエに通っていますので何とかしてあげたいなと思っています。

ペンネーム:まとりょーしか様


                    

回答メッセージ

痛みをとるだけでなく根本的な治療を

私も三角骨があります。 高校生にぐらいの頃にもしかしてと思い検査したところ三角骨と診断されました。 私の場合はポアントの時と深くプリエを踏んだ時に痛みます。 日によって骨の位置が違うようで、痛くない日もあります。 今はお仕事をしながら趣味としてバレエを続けていますがやはり辛いです。。。 お医者さんによっては痛み止めと湿布をくれるだけの場合もあるので、ちゃんとバレエの知識があるお医者さんに見てもらうことをお勧めします。 私は踵に負担がかからないように、足底筋を鍛えたり、ふくらはぎをよくストレッチしたりして、補なっていく道を選びました。 手術はなかなか踏み切れないと思います。 娘さんもよい方法がみつかるといいですね。 ※プリエ:脚を外旋させながら行う屈伸運動バレエの最も基本的で重要な動きの一つ ※ポアント:トウシューズを履いて一番高い位置までつま先立ちした状態のこと

ペンネーム:りん様


手術は難しい決断

お友達で手術をした方がいます。 とても悩んでいましたが、彼女はダンサーとして生きていく覚悟ができていたから決断できたのだと思います。 術後のリハビリもありますし、もし手術しても上手く改善しないこともあるようなのでとても難しい問題です。 まずはいろいろなドクターの意見を聞いてみて、信頼できる治療方法を見つけられといいですね。

ペンネーム:オレンジ様


サポーターを試してみては

三角骨を疑われているということはトゥシューズで立つときにかかとに痛みがあるためうまく立てないのでしょうか。 トゥシューズを履く前の普通のクラスレッスンでもつま先を伸ばす時に違和感がありましたか。 三角骨はバレエでつま先を伸ばすと距骨と踵骨の間にある小さな骨がこすれて炎症をおこします。 ましてポアントワークでは甲を出すために過度につま先でアーチをつくり自分の体重がかかるため、痛みによって動きがぎこちなくなりなかなか上達につながりません。 三角骨は骨なので思い切って手術をするしか取れません。 (プロ並みに踊る人は手術をして2~3か月で元のレッスンに戻る人もいる) ただ、復帰のリハビリのことなどを考えるとまだ年齢的にもいろいろ心配ですよね。 私の知り合いにも三角骨がある人がいましたが温存療法で医者へ行って痛み止めを服用する、湿布をはる、患部に痛み止めの注射を打つ等があると聞きました。 今はスポーツ整形や治療院に行くと普段の生活では患部に負担のかからない三角骨のサポーターがあります。 レッスン時は使えないのですが、せめて日常では患部への負担をやわらげられるので利用している人も多いです。 いずれにせよまずは整形外科を受診してみてください。 なるべくスポーツを取り扱っていてできればネットでバレエに詳しい医院を探すとよいでしょう。

ペンネーム:イースターバニー様


必ずしも痛みの原因が三角骨にあるとは限らない

私自身、最近怪我をしたのでバレリーナの怪我について調べました。 そこで行き着いたのが佐藤愛先生のDLSというサイトで、セミナーにも参加させて頂きましたが、中学生ぐらいのジュニアさんから指導者さん、治療家さんまで熱心に学んでいらっしゃいました。 三角骨は足関節後方インピジメント症候群とも言われますが、必ずしも痛みの原因が三角骨にあるとは限らないそうです。 屈筋などの周辺筋肉が正しく使われていないと、その負荷により腱の炎症が起こったり、水が溜まって腫れているように見えることもあるそうです。 相談者様のお子様は中学生とのことですが、踊り込まないといけない時期ですので、オペをして3ヶ月ぐらいリハビリをしていると、他の筋力が落ちてしまったり、焦りからメンタルへの負担がかかったりと、様々な弊害も考えられるそうです。 手術するにしてもその前に筋力をつけるなど備えることも大事です。 そしてまずはその痛みがどこからくるのかをよく検証しておくことが大切です。 原因となる体の使い方を改善しないと手術しても繰り返し痛みを感じることになってしまいます。 バレエの知識のないお医者様はその誘引まではわからないので、私は解剖学を学んでジャイロキネシスの資格を持った先生のレッスンを受けることがあります。 そこではどこか痛いところがある人?とまず聞かれます。 膝や腰などの不調を相談すると、大概が体の使い方の癖やどうしてその炎症が起こっているのか話して頂けるお陰で悩むところまでいかずに来れたかなと思います。 ジュニアさんはお教室でレッスンされていると、なかなかあちこちのレッスンを受けるというわけにはいかないかもしれないですが、ジュニア向けセミナーなどよく開かれていますし、セミナーなら先生から許可して頂けると思います。

ペンネーム:Kina様


バレエスタッフからのコメント

実際に三角骨と向き合っている方からもご回答を頂き、私も大変興味深く読ませて頂きました。 三角骨とは一般的に足首の後ろ、踵のあたりにある小さな骨や骨の突起を指します。 この骨があると周辺の関節や骨と接触し、炎症を起こし、つま先を伸ばす時に痛みが生じたり、つま先を伸ばしにくいなどの症状が現れます。 ご意見にもありましたように、周辺の筋力を鍛えたりすることで痛みが改善されれば一番よいですね。 足の形も、三角骨の位置や大きさも様々、となると治療法もまた様々だと思います。 まとりょーしか様のお嬢様も良い治療法とお医者様に出会えますように。

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