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足の親指が長いとトゥシューズは向いてない?

トウシューズ 2015.07.17

目次

質問

小6の娘のことでアドバイスをお願いします。 最近トゥシューズを履くようになりました。 最初は誰でも大なり小なりバランスを取るのが難しい・足が痛くなるなどあるようですが、娘は特に痛みがでるようなんです。 娘は指の中で親指が一番長く、しかも他の指よりかなり長いのです。 足先サポートも.いろいろためし、全部の指にするジェルパッドのなかにコットンを詰め、親指にはシリコンカバーをしています。 それでも30分ほどすると痛んでくるようです。そのせいかトゥシューズで立つと膝がまがってもしまうようです。 (バレエシューズでは真っ直ぐ立てます。) これは慣れればバランスが取れて、真っ直ぐ立て、痛みも減っていくのでしょうか? それとも親指が長いとバレエには向かないのでしょうか?

ペンネーム:みーはは様


回答メッセージ

◎専門のフィッターさんに相談してみては?

私は、脚をけがしてポアントのレッスンができなかったことがあります。 バレエシューズではしっかり踊れましたが、またポアントを再開すると足の皮がむけたりして、上手くバランスがとれず、その時にバレエに向いてないのかなと思ったこともあります。 ですが、他の人たちの脚を見せてもらうと、ポアントでしっかり踊れていても、実は足先の長さが揃っているわけではないという人は、かなりいました。 足先のサポートは、もうすでにいろいろ試されているとのことなので、一度、バレエ専門店に行き、専門のフィッターさんに相談して、様々なポアントをフィッティングさせてもらってみては?と思います。 時間があれば一つのお店だけでなく、他のお店もまわってみてください。 自分にぴったり合ったポアントをみつけるのは、とても大変なことで時間もかかります。 ですが、先生は「足の形も人それぞれ違うし、ポアントも一足ごと違い、探し続ければいつか自分の一足が見つかる日が来ます」と言っていました。 あと、ポアントで立つと膝が曲がってしまうのは、足の親指のせいだけではなく、無意識に怖がってプラットフォーム(*1)に重心をのせきれず、腰が引けて膝が曲がってしまっている可能性があります。 (バレエシューズでは真っ直ぐ立てているみたいなので。) こうなると、上手く身体の引き上げができず、足の指に大きな負担をかけて痛みの原因になります。 バレエの先生にも、正しく立てているか今度しっかり見てもらってください。 私から少しトレーニング法を紹介します。 まず、ポアント(*2)の硬さと高さに慣れるために、バーで1番、6番の足で交互に足踏みしてみます。 次に、プリエからかかとを上げてドゥミポアント(*3)→ポアントに立ちます。 身体を引き上げ続け、ポアントをおりるときはドゥミポアントをしっかり通ります。 他にも、床に座ってフレックス~ポイントを繰り返したり、足の指だけで床の鉛筆を拾うなど良いトレーニングになります。 あまりにも痛ければ整形外科を受診するべきですが、まだ履き始めたばかりですので、ポアントのフィッティング、立ち方を見直しながら、レッスンを続けてください。 ちなみに私は、レッスン回数を多くして割と早く真っ直ぐバランスがとれるまでになりました。 コツを掴むと踊るのが楽しくなり痛みも減りました。 (パッド、テーピングはしていますが) バレエは地道なトレーニングがあってこそ上達しますので、諦めないで下さいね。

ペンネーム:ミニー大好き様

(*1)プラットフォーム=ポアントで立つ部分 (*2)ポアント=つま先立ち (*3) ドゥミポアント=足指を曲げて指の腹で立つこと

◎気がついたら親指と人差し指が、ほぼ同じ長さに

私の足は、元々は相談者様と同じように親指が長いエジプト型と言われるタイプでした。 ポアントレッスンが何年か過ぎた頃、気がついたら親指と人差し指が、ほぼ同じ長さへと変化していました。 親指の関節が過伸展して親指が反る事で、人差し指と長さが揃ってしまったのです。 ポアントレッスンが始まったばかりの頃は、相談者様と同じように親指ばかりが痛く親指カバーは必須でしたが、今は必要なくなっています。 バレエを続けていると、バレエ向きに身体は変化していきます。 私は大人になってからバレエを始めましたが、それでも身体はすごく変わりました。 成長期のお子さんでしたら尚更だと思います。 ポアントを履くと、自分が正しくレッスンを出来ているかどうかが分かります。 バレエシューズでは、誤魔化して何とかやれる事もポアントでは一切出来ません。 なので是非ポアントレッスンは続けて下さい。 気になるのは、正しいサイズのトゥシューズを選べていらっしゃるかという事です。 30分で痛くなってしまうのは、足をきちんとサポート出来ていないからではと推測します。 私が今までで一番参考になったトゥシューズに関する本をご紹介します 「ポアント・フィッティング・ルーム」 諏訪アンナ 著 初版2007年で新刊で手に入れるのは難しいかもしれないです。 サイズの合うトゥシューズを選ぶのが、どんなに大事かという事について熱心に説いています。 採寸方法、トゥシューズのタイプ、加工の仕方等、ポアント初心者が知りたい事を実践的に解説した本です。 一度ご覧になる事をお薦めします。 バレエって本当に楽しいですよね。 お子様がピッタリなポアントと出逢えて、楽しくレッスン出来るようになりますように( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆

ペンネーム:キトリ様


バレエスタッフからのコメント

日本人はエジプト型(親指が長いタイプ)が多いですが、極端に長いと、痛みに苦労する方が多いようですね… 私の周りにも、親指が極端に長い先輩がいました。 その方は、コットンのような綿を、短い指の先に詰めて、トゥパットを使わずに、ストッキングを切ってトゥパット代わりにしています。 履き始めた頃は、短い指の所に綿を詰めて、トゥパットを使っていたそうですが、筋力がついて指も強くなってきたので、今は綿を入れなくても気にならないようです。 キトリ様もおっしゃっていますが、徐々に指が変わってくるみたいですね。 親指にシリコンカバーを使っているとの事ですが、入れすぎが原因で、逆に圧迫されてしまっている可能性もありますので、もし可能であれば、シリコンカバーは使わず、コットンとトゥパッドだけにしてみて下さい。 始めは痛くて大変かと思いますが、徐々に指の筋力も強くなって、指に負担をかけないよう意識するようになり、自然と体の引き上げが出来てくるのではないかと思います。 引き上げが十分に出来れば、膝も伸びて綺麗に立てるようになってきます。 あとは、皆様おっしゃっておりますが、トゥシューズを見直してみてください。 幅が広すぎて、つま先で立った時に、足が落ちてしまっている可能性もあります。 直接フィッティングに行くのが難しい場合には、お教室の先生によく見てもらいましょう。 エジプト型で苦労されたキトリ様の答えを参考にして頂き、バレエに向いていないと思わず、娘さんにとって今が頑張り時です! バレエには悩みが付き物ですので、諦めずに乗り越えていきましょうヽ(´▽`)/

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