目次
質問
娘が通っている教室では、 RAD(バレエの試験)を受けるようにすすめられます。
強制ではありませんが、大体の生徒さんが受けています。
受けるのに費用もかかるので、昨年はお断りしましたが、とっておいた方がいいのでしょうか?
また取ると、どういったメリットがあるのでしょうか?
ペンネーム・ Blue bird様
回答メッセージ
●必ずしも取る必要はないと思いますが・・・
私の周りでは、RADを受験する子がいなかったため、RAD試験の存在を知ったのが17歳ぐらいの時でした。
今でも、詳しく知っているわけではありませんが、RAD試験を受けさせる方針の教室も増えているみたいで、バレエの先生を目指す友人は何人か受験していました。
バレエにはワガノワ・RAD・オペラ座などのメソッド(指導法やカリキュラム)があり、日本では正確なメソッドが決まっていないため、混ぜて指導している教室が多いです。
バレエには変わりないので基礎は同じですが、メソッドによってパ(動きの名前)の呼び方が違ったり、顔の付け方など違ってくるみたいです。
RAD試験は、沢山あるメソッドの中の1つなので、、、必ずしも取る必要はないと私は思います。
だた、テクニックではなく、正しい使い方をしているか審査されるため、バレエを続けていく上で大切な基礎を、正しく・正確に学び、コンクールとは違った目的で考え、試験に向けてお稽古するので良い機会だと思います。
ペンネーム・lulu23 様
●バレエを続けていく意思がはっきりしてからでも
お子様が何歳なのか分かりませんが、あまり小さなお子さんに取らせても意味がないと私は思います。
RADは世界中で知られているので、持っていたら良いとは思いますが、費用もかかるので、周りが受験するから・・・と、急いで受ける必要はないと思います。
自分の意思がはっきりとし、今後ずっとバレエを続けて行くつもりで、今のバレエ教室でお稽古をしていくのなら、RADの試験を受けていけばいいと思います。
教室のお友達と、共通の話題ができ、励みにもなり、良い競争にもなると思います。
RADを取ると何かメリットがあるというより、試験に向けて一生懸命練習していく事に意味があると考えた方がいいと思います。
あと、グレード(RADの等級)に合格すると自信が付き、更にバレエに対しての熱意が高まるでしょう。
ペンネーム・M.W 様
バレエスタッフからのコメント
RADとはロイヤル・アカデミー・オブ・ダンシングの略で、イギリスのロイヤル・バレエが本拠のバレエ・メソッドです。
他に代表的なメソッドは、
ワガノワメソッド(ロシア)
→1738年に設立されたワガノワバレエ学校を起源とするメソッド、
オペラ座メソッド(フランス)
ルイ14世の時代の17世紀にパリに設立された、
→オペラ座バレエ学校を起源とするメソッドがあります。
同じクラシックバレエなので、大きな違いはありませんが、「パ」の 名前、方向の番号の付け方やポーズ等、細かいところに違いがあります。
簡単に言えば、流派の違いで、日本の茶道の世界でも裏千家と表千家があって、お茶はお茶でもお作法が若干違うのと同じで、RADは茶道で言えばお免状のようなものと考えられたらいいと思います。
上記のご意見にもあったように、試験に向かって頑張って練習していくのは、良いことだと思います。
ただ、この先、バレエを続けていくか方向性がまだはっきり決まっていない段階からお金をかけて試験を受けるより、ある程度大きくなって、自分の意思で取りたいと思えるようになってからでも遅くないと思います。
RADには色々なグレードがあって、将来お教室を持ちたいと思っているなら、教師用を取得するのもいいと思います。
コメント